風俗で仕事をしていると賃貸マンションを借りようとした時にとんでもなく大変な思いをしたという話をよく聞きます。
果たしてそれはなぜなのでしょぅか。
一般のサラリーマンよりも稼いでいると言うのになぜ風俗嬢は賃貸マンションを借りにくいのでしょうか。
そこにはあまり知られてはいない思いこみとイメージが先行しているという事実があったのです。
それでは果たしてどうすれば良いのかを含めて考えてみましょう。
風俗嬢は賃貸マンションを借りれないのか
風俗嬢に限らず、水商売の女性でも同じ事になるのですが専業としていた場合は賃貸マンションの入居審査に通らない事がとても多いのです。
かえって副業として風俗嬢をしていて本業の会社員としての収入が18万円という場合の方が賃貸マンションの入居審査には通りやすいのです。
専業で毎月100万に収入があるよりも、本業の18万円だけの方が評価が高いと言いのはどう考えてもなっとくがいかないでしょう。
しかし、それが実態です。
勿論、この現象は一般的な家賃であっても高級マンションであっても同じでしょう。
いや、高級マンションの方が難しいとも言えます。
駅前にある不動産仲介業者でみつけた気に行った物件も同じ事が起きてしまいます。
それなら、前家賃で半年や1年分払って。
といってもさほど変わらないでしょう。
残念ではありますが、高級になるほど入居者はお客様という立場から遠くなっていくのです。
それは、まるで立場が逆転したかのように家主や管理会社の意向の方が圧倒的に強いと言う現状の姿なのです。
風俗嬢が入居審査に不利な理由
それでも、なぜお金もあるのに入居審査で不利とされてしまうのでしょうか。
それは、反対の立場に立って物事を考えていくと分かるようになってきます。
つまり、家主であり管理会社の目線でものごとを考えてみるのです。
賃貸マンション等は、もともとの目的は投資や営業を目的としています。
そして、その為に建設したローンを組んだり巨額の購入費を支払っているのです。
そして、誰かにその部屋を貸す事により営業利益を上げているのです。
という事は空室が多いと不利であり満室になっている事が理想です。
そして、更に入居待ちの人がいるというような状態が最高の状態です。
そうであるならば、多額の現金を持っている風俗嬢なら何の問題もないように思えるでしょう。
しかし、そこが大きな間違いなのです。
家主や管理会社は個人の資産などは信用していません。
借りようとしている本人が所属している組織や職業を見ているのです。
風俗嬢は確かに高給です。
しかし、病気をしたりしたら仕事に出られなくなって収入が激減します。
しかし、会社員は多少の事があっても会社は一定のお給料を毎月同じ日に支払ってくれます。
この定期的に安定して入ってくる確実性のある収入を見ているのです。
風俗嬢の実態そしてイメージ
風俗嬢は専業であった場合は個人事業主としての登記が必要です。
しかし、それをしている人は先ずいないでしょう。
つまり、公的らは無職としてしか見られないのです。
兼業であった場合でも、確定申告をしていない事が多い筈です。
すると源泉徴収等での所得確認が出来ない為に審査の第1段階すらクリアできないのです。
これらの届け出を行っていたとしても風俗嬢という言葉からどうしてもあまり良くないイメージを持たれてしまうのです。
高収入では有るが一定していないし安定していない。
浪費癖がありそうだから、貯蓄も無いだろう。
自己破産したり借金の問題で風俗に入ったのかも知れない。
他の入居者との生活リズムの違いでトラブルが起こるかも知れない。
きっと家族とも疎遠だろうから保証人になってくれる人がいないだろう。
このような考えから、家主は入居を嫌がる傾向が強いのです。
又、一度入居させると問題が起きてもすぐに退去させる事ができません。
その為に、トラブルを起こしかねないと予測する相手には入居させないように考えてしまうのです。
お金を使って、保証会社等を使ったとしてもあまり変わらないというのが実態です。
チヤットレデイも賃貸は厳しい
これは、チャットレディを行っている方においても同じような状況です。
チャットレディの場合は、家から出る事が少ないので問題は無いのではないかと言われそうですが特にアダルトチャットの場合などではその活動時間がどうしても夜間~深夜にある事からそういった心配をされるのです。
特に家主が高齢であった場合にはアダルトチャットというものを理解していないので限りなく怪しい事をしているとしか思ってくれないと言う事も有ります。
賃貸の入居審査を通過する為に
さて、ここまで不利な話ばかりを続けてきましたがここになって一つの光明が見えてきた方もおられるのではないでしょうか。
マイナスと評価されている原因が分かったのですから今度はそこを相手がプラスに評価するように持って行けば良いのです。
つまり、賃貸マンションを借りようとしている個人の信用度合いを上げるようにするのです。
ではどのようにして社会的な信用度合いを上げていけば良いのでしょうか。
先ず、個人事業主として登録します。
そして、毎年確定申告を行うのです。
個人事業主としての届け出や確定申告は税務署に対して行います。
そして、それを受け付けた証として税務署はその控えに税務署の受付印を押してくれます。
この控えがものを言うのです。
怪しいと思っていたのは感情です、しかし今度は税務署が認めている職業で税務署が認めた収入のある人に変わるのです。
更に、不動産会社や家主と話す時には敬語を使ってマナーもある事をアピールしましょう。
但し、職業を風俗嬢とはっきり言ってしまわない事です。
モデル等と言っておくと良いでしょう。
特に仲介会社がある場合はこの仲介会社にも気を使いましょう。
家主は仲介会社から情報を得ていくので最初から良い人だと感じさせる努力が必要です。
毎年の確定申告していると言う事はそれだけ真面目な人というイメージも付いてくるので更に良い評価へと繋がっていくでしょう。
個人事業主のデメリット
個人事業主となる事でかなり有利な展開へと進めていく事ができるのはお分かり頂けたでしょうか。
しかし、少なからずのデメリットも有ります。
それは、毎年の確定申告の書類の作成をしなければならない事と所得に対しての税金を支払わなければならない事です。
確定申告は一定のルールに則っての帳簿付けと領収書の管理が出きれば税理士さんを頼まなくても自分で申告は可能です。
商業高校や簿記3級、会社での総務部署の経験がある方で有れば十分対応できるでしょう。
もし、どうしても自信がなかったり面倒だと言う場合は風俗嬢専門の税理士さんをお店から紹介して貰うと言う方法もあります。
所得に対しての税金は支払っておく事が当り前です。
これまでは隠し通してきたかも知れませんがマイナンバーの導入で確実に分かってしまいます。
隠していて後で発覚すると、追徴課税や重加算税が過去に遡って加算されますからこの機会に正しい納税者になっておく事をお勧めします。
税の徴収はかなり厳しいものです。
賃貸住宅であっても差し押さえ等もすぐに実行されるので早く正しい姿にしておくべきです。
法人登記という方法
個人事業主は色々と面倒だし、それなら法人として登記した方がいいんじゃないかと考える方もおられるやも知れません。
しかし、これは逆効果です。
法人登記をすると言う事は社長になると言う事です。
家主さんたちは住居としてのマンションを仕事場にされるとその関係者が出入りするので好ましくないと考えるのです。
更に法人登記すれば、確実の黒字決算を続けていかないと信用はあっという間に悪化しますし定期的な監査も受けなければなりません。
当然、税理士さんとの付き合いも必要になりますしその費用も上がってきます。
特別に収入が数10倍に増えたりしない限りは考えない方が無難です。
アリバイ会社は使用しない事
入居審査の際に会社に勤めている方が評価が高いのであれば、アリバイ会社で作ってくれた名刺や給与明細で入居審査をしてもらったらどうだろう。
もし、在籍確認の電話をしたとしてもアリバイ会社が対応してくれるしそっちの方がいいんじゃないだろうか。
ここまで読んで来られた方の中には、そろそろこういった考えを持った方もおられるのではないでしょうか。
これは確実にやめておいてください。
先ず、アリバイ会社は家族や友人に風俗で仕事をしている事を気付かせない為だけにあるものです。
この会社から発行して貰った給与明細や源泉徴収などを使って賃貸マンションの契約をして、ばれたら詐欺として訴えられる事は間違いありません。
それよりもこの書類からその会社が実在していない事やあなたが在籍していない事はその気になればすぐに調べられます。
不動産会社や管理会社、家主さんはこれまでの経験からそれらを見抜く方法を知っています。
かえって信用をなくすだけでなく詐欺罪として逮捕される可能性まであるのですから絶対にしないでください。
バイトでも対応してくれる専門サイトもある
風俗が専業でも、兼業でもそしてバイトであっても住まいは必要です。
特にバイトの場合はその収入も少ない為にかえって家探しには苦労するでしょう。
バイトでもなんとか借りたい。
そんな時には風俗嬢専門の賃貸物件を取り扱っているサイトを利用して見るのも良いでしょう。
しかし、選べる物件数が通常のものと比べると著しく少ないうえに地域も有る程度限定されてしまいます。
更に不便な場所であっても家賃は高いという悪条件が重なっている場合も多いのでそこは有る程度譲って見て頂く以外には無いでしょう。
お店の寮という選択
どのような形態で仕事をしていてもお店の寮を利用すると言う方法もあります。
バイトでも対応してくれるのかどうかはお店に聞く必要もあのますがバイトであっても日数や時間さえクリアしていれば大丈夫という場合も有ります。
お店の寮といってもほとんどはワンルーム以上のマンションですからブライバシーの心配はありません。
その上、最初から家具付きであったり家賃も格安だったりしますので時にはこちらを選ぶと言うのも良いでしょう。
しかし、あくまでもお店の寮ですからお店を辞める時にはその寮も出なくてはなりません。
まとめ
風俗嬢が賃貸マンションを借りにくい理由からその対策、そしてその他の方法までを解説して見ましたがいかがだったでしょうか。
どんな場合でも同じですが、先ず相手の立場になって自分のしようとしている事を考えてると言うのは他の部分でもきっと役立つと思います。
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