風俗、副業をしているという人はとても多いと思います。
実は、そういう人ほどマイナンバー制度について知っておく必要性があります。
では、マイナンバー制度について知っていきましょう。
マイナンバー制度って何?
マイナンバー制度とは、2016年より実施される制度です。
国民総背番号制とも呼ばれるもので、国民は番号によって管理されることになります。
この番号を利用することで、社会保障、個人情報の管理などを含めた行政の処理を行うと言うものです。
マイナンバーが主に使われるのは、社会保障、税金、災害補償といったものです。
マイナンバー制度の導入によって、行政は書類の確認作業を省くことが出来るため、コストを削減できるというメリットがあるのです。
申請をする側としても、添付書類なしで行政機関に申請が出来るようになるため、手間を省くことが出来るのです。
風俗や副業においてあり得ること
このマイナンバー制度があるされることによって、風俗をしている人、そして副業をしている人にとってどのようなことが起こりえるのでしょうか。
脱税がバレる可能性
風俗をしている人、そして副業をしている人全てに言える可能性があるのが、脱税がバレる可能性です。
今までは何も無かったのにと思うかもしれませんが、マイナンバー制度によって、こうしたことが起こりえます。
これはどうしてなのでしょう。
実は、マイナンバー制度というのは、風俗店において誰に給料を支払ったのかをしっかりと報告しなければなりません。
元々マイナンバー制度が無くともそれはしなければなりませんでしたが、実際にこれによって給料を誰にも支払ってないようにすることが難しくなります。
更には架空の人物を作って支払うことにするのも難しいのです。
風俗店が誰にも給料を払っていないということにはそもそも出来るはずが無いのです。
架空の人を作るというのも、マイナンバー制度があるため無理なのです。
こういうことによって、脱税をしていることがバレてしまう可能性があるのです。
もちろんこれは、副業においても同じなのです。
誰が誰にお金を払っているという流れが分かるのであればいずれにしても脱税がバレる可能性が浮上するのです。
ですから、そもそも犯罪ですからやってはいけないものですが、公然と脱税は出来ないと言うことを理解しておきましょう。
風俗で働いているのがバレる可能性
風俗で働いている人の場合、秘密にしていたとしてもバレる可能性が高くなります。
基本的にバレることは無いのですが、バレやすくなる可能性があるということです。
可能性があるということで、そもそもどこで働いている、風俗で働いているということを家族に知らせるなんていうことはあり得ませんからそこは安心していいでしょう。
そもそも、ばれやすくなるというのは、税金や社会保障、それに健康保険などの理由によるものです。
まず、風俗の給料があるにも関わらず、税金を払っていないということで税務調査をされてしまうことになります。
また、住民税の金額が高いと、風俗でなくとも副業をしているのではないかと思われる可能性が浮上します。
また、とにかく色々と調べられる可能性がありますから、あらゆる方面からの発覚が考えられるわけです。
風俗は個人事業主
マイナンバー制においてとても大事なこととして知っておくべきことは、風俗は個人事業主であるということです。
風俗店というのは、実は個人事業主という扱いで雇われることになります。
お店には所属している形にはなりますが、風俗店からお客さんを斡旋してもらうということになります。
こういうこともあって、結局個人事業主として働いていることになり、確定申告をしなければならないのです。
そして、個人事業主の場合には国民健康保険に加入する必要性が出てきますし、国民年金に加入して支払いをしなければなりません。
副業をするなら
もしも副業をするのならば、マイナンバー制度を正しく理解しておくことが大事になります。
やはり風俗と同じように、副業をしていることがバレる可能性が出てきます。
ですから、特に副業をしても大丈夫な職場ならば問題は無いと思いますが、基本として副業をするのが禁止という職場であれば十分に気をつける必要があります。
そもそもバレるのが駄目というのならば、きちんと確定申告は行っておきたいところです。
もしくは最初から手を出さないということも大切となります。
何をしているのかというのは具体的には分かりませんが、収入があったということは、マイナンバー制度によって分かってしまうこともありますから、そこは理解をしておきましょう。
ごまかすことは出来るのか
恐らくマイナンバー制度によって色々と知られると駄目だと言うことで、どうにかしてごまかす手段は無いだろうかと思うはずです。
実際、お金の流れに関しては、会社としてもどこの誰に支給したのかというのを伝える必要がありますし、偽装も出来ないということですから、隠すことが出来ないですよね。
そうなると、やはりごまかすことは出来ないと思っておく方が良さそうです。
マイナンバーが流出したら?
仮にマイナンバーの流出があったとしたらどうなるでしょう。
個人情報の一つとしてのマイナンバーではありますが、番号が知られたところで詳細なことが分かるということはありません。
実際にどこで働いているのかなどの情報は、その辺の探偵事務所に行って調査を依頼した方が詳しく知ることが出来る可能性は高いです。
お金の流れなどは知ることが出来る可能性が高くなりますから、その分稼いでいることを知られるという部分においては可能性はあるでしょう。
では、このマイナンバーの流出の可能性についてですが、これはあくまでも可能性ではありますが、漏れる可能性は0ではありません。
政府のシステムセキュリティ次第としか言いようがありません。
現状、職歴などは管理対象とはなっていませんから、現段階で流出したからと言っても特に問題は無いかと思われます。
プライバシーは守られるのか
では、プライバシーは守られるのかという話です。
基本的な部分として、マイナンバーが管理される対象というのは、個人お金の出入りになっており、収入の面においては何かしらバレる可能性は出てきます。
ですが、マイナンバーには職歴の管理は含まれて居ませんから、どんな仕事をしているのか、お金の使い方はどのようになっているのかという情報は一切ありません。
そして、マイナンバーの閲覧が出来るのは限られた仕事をしているところだけですし、民間の利用についてもかなりの制限を受けています。
そもそも、国が国民のお金の流れをしっかりと見るという目的があってのものですから、どのような仕事をしているという点についてはそこまで関係は無いのです。
そういう意味では、プライバシーは守られると言ってもいいでしょう。
そもそも今の日本は個人情報を含めたプライバシーにはとても敏感ですから、プライバシーという面においては守られると思っておいていいでしょう。
マイナンバーの利用範囲
マイナンバーは国が国民の財政状況を見ることによって、税金の納付状況を細かく見ようというところが大きな目的の一つとされています。
それでは、このマイナンバーを使って従業員や顧客の情報を見ることは出来るのかというと、そうではありません。
そもそもマイナンバーというのは社会保障や税金、災害対策などの手続きという目的以外に使うことが出来ないからです。
こうした手続き以外について、民間事業者が顧客や従業員に対してマイナンバーの提出を求めることも出来ませんし、個人情報としての保管をすることも出来ません。
また、マイナンバーの番号を取ったりコピーを取るなどは出来ません。
確定申告は確実に
マイナンバー制度が施行されるようになれば、確実にお金の流れは国に一発で分かられるようになります。
つまり、親や家族に風俗で働いていることがバレるというレベルの話ではなく、稼いでいることがバレることに対して確定申告をしていないとしたら、それが大きな問題になる可能性があります。
結果として脱税をしていると思われてしまいます。
もしも副業、あるいは風俗で働いているのならば、早い段階で確定申告の準備をしておいた方がいいでしょう。
納税というのは義務ですから、それを怠っていると何かしら問題が出てきます。
ちなみに、源泉徴収をされている給料であれば確定申告はしなくても問題はありません。
そもそもする義務もありません。
それとは逆に、源泉徴収されていないお金の場合は納税の義務が発生しますから注意したいところです。
いずれにせよ、どのくらいの収入があるのかというのがマイナンバーで分かってしまう以上はこれまで以上に税金については気をつけることをオススメしたいです。
お店に相談
もしもマイナンバーについて不安に思う点があるならば、風俗で働いているのならばお店に確認を取るようにしましょう。
確定申告をするポイントとし手は、源泉徴収をしているかしていないかです。
風俗の場合、何かとごまかそうとするところもありますから注意しましょう。
風俗での収入は人にもよりますが、大きくなることが多いです。
もしも気になるようであれば、給料明細を見るなどして心配であれば確定申告の手続きをしておけばいいでしょう。
その前に源泉徴収の有無については確認を取っておきましょう。
まとめ
このように、風俗で働いている、副業をしているという人の場合は、マイナンバーについてしっかりと知っておくことが大事になってきます。
何も知らなかったから確定申告をしていなかった、というのではさすがに通りませんから、前もって準備をしておくことが大事なのです。
今までどおりにしていては、何かしら不都合が生じる可能性もあるマイナンバー制度のことはしっかりと理解しておきたいものです。
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